猫のワクチンって?いつやるの??費用は??

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猫もワクチンをうちます

ワクチンって?どうするの??
先代の猫クーちゃんがウチに来るまでは、そんなことも分かりませんでした

ワクチンって打たなきゃだめなの?
猫のワクチンの値段って??
いつワクチンうつの??
副作用ってないの??
3種とか4種とかあるんだけど…なに??

そんな感じです(^^;)

クーちゃんを家族に迎えるとき明らかに勉強不足で(^-^;
病院からくるハガキに従ってただけでした

病院を変えるって発想もなかったので
獣医さんにまかせておけばいいや!ぐらいで自分では何も調べなかったんですね

ワクチンに関していえば…
前の病院はクソ高かった!と今は思います
(ちょっと金額うろ覚えではありますが…)

今のボクのスタンスは
【病院は安心できるとこを選ぶ】
です

料金の高い低いで病院は選択しませんが
あまりに高ければ、やっぱりちょっと違和感を感じますよね~

なんで、そのワクチンの価格もふまえた上でちょっとまとめてみました

 

猫もワクチン打たないとダメ??

猫ちゃんも人間と同じように細菌やウイルスに感染します

細菌やウイルスが体に入ると免疫システムが働いて、その入ってきたものを排除しようとします。そして一度入った菌やウイルスを記憶し、2度目以降に同じものが入って来た時は早く、また確実に対処するので、感染しても重い症状になる可能性が低くなります

もちろんこの時に排除できなければ、症状が出る訳で
このへんの仕組みは人間と同じですね

インフルエンザの予防接種を思い浮かべれば分かりやすいと思います

で、猫ちゃん達にとって重症になりそうな感染症を、予防する為にワクチンをうちましょう。という内容なのです

IMG_2339ロミ
「予防のためのワクチンね
注射ヤだけど仕方ないし」

←画像クリックすると大きなロミちゃん

 

完全に室内で飼うなら心配ないんじゃ…

外出ないし、他の猫ちゃんとも会わないし…
そう思うかもしれません

でも、人は出入りします。
服や靴、いろんなとこに菌やウイルスは付着します

大きい病院にあるような無菌室なら大丈夫かもしれませんが

まぁ普通の家にはありませんよね(笑)

なので完全室内飼いだからといって、大丈夫という事にはならないです
(外にいる子と比べれば感染する可能性は低いですが)

 

いつワクチンを打ちにいったらいいの??

結論からいうと
子猫のウチに(生後4か月ぐらいまでに)2~3回
大人になってからは1年に1回です

なんで子猫のウチに多く打つのかというと
子猫は母乳を通して親猫から、病気の原因となる細菌やウイルスを排除する抗体を受け継ぎます。

しかし生後56~150日までの間に抗体が消滅してしまうそうです

つまり病気にかかりやすくなってしまう
という事です。ピンチです!

その後は自分で抗体を作らないとなりません
(赤ちゃんの方が免疫が低いのは人間も一緒ですね)
そこでワクチンの登場なのです!が…

一つ問題があります

母猫から受け継いだ抗体が残っている間は
ワクチンを排除対象と見なして排除しちゃうのです

そこで抗体が早めに消滅してしまう事も考えて
生後60日ぐらいで1回

ワクチンが排除されてしまう事で抗体が作られないことも考え
生後90日ぐらいで2回目

それでも抗体ができたか不安なので
生後120日ぐらいで3回目
(病院によっては2回までの所もあります)

つまり、親猫からの抗体が無くなって大人の体になるまでは、菌やウイルスに感染しやすいし、重い病気になっちゃうからワクチン打って抗体を作って予防しよう

という事なのです。

その後は1年に1回の回数でのワクチンとなります
6か月過ぎると大人の体にはなりますからね〜猫ちゃんは

※最近の海外の研究では3年に1回でも効果は変わらない
という研究データーがあるそうです
ただ、日本における製薬メーカーの推奨は1年となってるそうです

ノラ猫ちゃん達の場合は??

大人の野良猫ちゃんのように、ワクチンを打った事があるか分からない場合
生後16週を超えていれば、基本である3種(コアワクチン)を1回で良いそうです

※今までは3種ワクチンを2回打つ事とされてましたが
「世界小動物獣医協会」(WSAVA)の2015年版ワクチンのガイドラインで「2回必要」という主張には明確な根拠がないとしています

 

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3種とか4種とかワクチンは自分で選ぶの??

基本は病院側で決めてきます
ワクチンとしか言われないこともしばしば…

でも出来れば家族であるあなたが選んでほしいです

その理由を書く前にワクチンの種類を説明したいと思います

ワクチンの種類について

ワクチンは基本の3種類をベースとして、1種類ずつ増やしていくと4種・5種となっていき7種まであります

どんな感染症に対応してるのかというと…

  • 猫ウイルス性鼻気管支炎
  • 猫カリシウイルス感染症
  • 猫汎白血球減少症
  • 猫白血病ウイルス感染症
  • 猫クラミジア感染症

あれ?5種類しかないじゃん…
そう思われるかもしれません

実は猫カリシウイルス感染症は3種類のタイプがあって、タイプが合わないと効果が発揮できないのです。それがワクチンによりますが5種から入ります

 

3種ワクチンは

猫ウイルス性鼻気管支炎、猫カリシウイルス感染症、猫汎白血球減少症の3種類
これがコアワクチンと呼ばれ、すべてのワクチンに入ります

 

4種ワクチンは

3種+猫白血病ウイルス感染症のワクチンです

 

5種ワクチンは

製剤によって違うのですが

4種+猫クラミジア感染症のワクチン

もしくは
3種のウチの「猫カリシウイルス感染症」のワクチンが3タイプになったもの

…分かりずらい。つまり

  • 猫ウイルス性鼻気管支炎
  • 猫カリシウイルス感染症A
  • 猫カリシウイルス感染症B
  • 猫カリシウイルス感染症C
  • 猫汎白血球減少症
という内訳になるそうです
一般的に5種言われると
4種+クラミジア感染症のワクチンを指すようです

6種ワクチンは

4種のウチの「猫カリシウイルス感染症」のワクチンが3タイプになったもの
つまり一般的ではない方の5種に猫白血病ウイルス感染症ワクチンをくわえたものです

 

7種ワクチンは

一般的な5種のウチの「猫カリシウイルス感染症」のワクチンが3タイプになったものとなります

 

IMG_5229


ロミ「え!?…ちゃんと読んでるし」
ロミちゃんが選ぶのではないけどね(^-^;

※クリックで写真は大きくなります~

 

なぜ自分で選んだ方が良いの??

まず、ワクチンの量が増えれば当然猫ちゃんの負担は高くなります
ワクチンはあくまで予防です。その予防で具合が悪くなったり、場合によっては亡くなってしまったりではやり切れません

またコアワクチン(3種)は別として、完全室内飼いならほぼ必要ないと思われるワクチンもあります

 

完全室内飼いなら3種で十分

コアワクチン以外のワクチンは
猫白血病ウイルス感染症猫クラミジア感染症の2種類です

で、この2種類の主な感染経路は感染している猫との接触です
完全室内飼いで他猫との接触が無ければ、ほぼかからない感染症なので外に出ない家猫ちゃんはワクチンを打たなくて大丈夫と考えられます

コアワクチン(3種)も感染経路は感染している猫ちゃんとの接触が主なのですが、危険度が高いのと人の衣服などに付着する場合や空気感染もしてしまったり。

またウイルス自体が自然界で1年近く残るものもあったりとするので、コアワクチンは完全室内飼いの猫ちゃんでも受けた方がよいと考えられます

 

危険度の高いワクチンがある

アメリカのホリスティックケア獣医が、著書の中で「猫白血病ワクチンの接種をした2~3週間後に、猫伝染性腹膜炎を発症するケースを数多く見てきた」という事実を書かれていました

猫白血病ワクチンが猫伝染性腹膜炎(fip)を発症させるのではなく
猫コロナウイルスを持っている猫にこのワクチンを打つ事で免疫力が低下し、猫コロナウイルスが突然変異することで発症するのではないか?という説を言われてます

猫伝染性腹膜炎は発症すると致死率がほぼ100%の恐ろしい病気です

体内の猫コロナウイルスが突然変異し猫伝染性腹膜炎となります

その突然変異の原因はストレスとも免疫の低下とも言われていますが、はっきりとした原因は分かっていません

で、問題は…
ほとんどの猫ちゃんは猫コロナウイルスに感染した経験がある可能性が高いのです

猫が複数いるとこには必ずといっていいほど蔓延しているウイルスと言われてます

グルーミングやケンカでの感染や、排出された便がの中にも存在し鼻や口から容易に感染だけでなく、空気中にも存在しているウイルスなのです

いつ感染してもおかしくないウイルスですが
元々は命に関わるようなウイルスではなく、健康状態が良好なら自分の免疫力で自然治癒してしまう。そんなウイルスです

それが突然変異で猫伝染性腹膜炎になる事があるのです

突然変異の原因が分からないとはいえ
アメリカの獣医さんが猫白血病ワクチンが…と原因の一つを示唆してくれているならば、必要以外に受ける事もないかな??完全室内飼いなら

とボクは思います

ただ、日本ではワクチンと猫伝染性腹膜炎の因果関係はほとんど認められてないのが現状です

なのでちゃんと相談に乗ってくれる病院・獣医さんを探し、かかりつけにする事はとても大事なことだと思います

ボクが目にした話では…
飼い主さんもアメリカの獣医さんの猫白血病ワクチンに対する発表をしっていて
3種ワクチンをお願いしたのに、病院の方針だからとの獣医さんの一点張りで5種を打つ事になり、結果…猫伝染性腹膜炎を発症し亡くなったとか…

完全室内飼いなのに5種のワクチンを勧められ、結果具合が悪くなって別の病院にいった…とか

病院の方針ってなんだよ!って思います

 

余談ですが
この猫伝染性腹膜炎という病気はホントに憎い病気です
ボクの知り合いの猫ちゃんも、この病気で亡くなった子がいます
泣きました。その子とその飼い主さんの無念を思うと

涙は止まらなかったです

 

危険性を言っておきながらになりますが…
外猫ちゃんには猫白血病ワクチン必須になってしまいます

猫白血病は感染している猫との接触で感染します

そしてまた死亡率も高いのが猫白血病です

 

最近の研究では3年に1回でも…

最初の方にも書きましたが、海外の研究ではそういった見解があるようです
ワクチンを打つ事での危険な事は…アレルギー反応
アナフィラキシーショックです

人間でもありますよね。ハチに刺されて亡くなったとか…
なにか食べて急死したとか…アレです
確率は凄く、天文学的な数値のように低いですが、市販の薬を服用して…なんてこともあります

ちなみにインフルエンザの予防接種って毎年受けますか??
ボクは受けない派です(笑)

医学的な根拠に基づく内容ではありますが
個人的には、それよりも免疫を高める事や別の予防にしたい
(マスクするとか、手洗い・うがいとか)

と、思ってしまいます

人間も体が疲れていたり、心が弱っていたりすると
風邪をはじめとする病気にかかりやすくなります
健康であれば菌やウイルスが入ってきても免疫力で自然治癒するでしょうから

まずは心と体が健康である事、だと思ってます

 

猫ちゃんも同じように
子猫や高齢の猫ちゃんでなければ、まずは過ごす環境や
ストレスを感じていないか?快適な家になっているか??
じゃないかと

個人的には思います

ストレスと書きましたが、病院に行く事や注射を打つ事は、猫にとってはストレスです。回数が減らせリスクが回避出来るならそれに越したことはないと思います

もちろん日本でのワクチン推奨は1年に1回です
それをなぜ??と思う事も大事だと思います

 

なぜでしょう?

目線を変えてみます

製薬メーカーは薬が売れないと収益がでません。当然ですね
病院は患者さん(猫ちゃんやワンちゃん)が来ないと収益があがりません
これも当然です

では動物病院が経営をしていくうえで
何を収益の柱としたらよいでしょうか??

もちろん病気やケガはありますよね
でも確実性には欠けてしまいます

そして、人間と比較すれば診察費も手術代もかなり金額は低くなります

例えば猫ちゃんの腸閉塞の手術で平均15~16万ぐらいです
人間の場合20~30万ぐらいです

え?人間の方が高いじゃん。と思うかもしれません

でも人間は健康保険対応なのでボクらが病院に払う金額は3割負担以下です
残りの7割以上は病院が国から支払われます。なので額は圧倒的に低いです

こういう観点だけで考えてしまうと
3種で済むものを5種を勧めてきたりと言うのもうなずけます

 

だからこそ、しっかりと相談にのってくれる信頼できる病院と先生をかかりつけにする事が大事なんです
そして家族であるアナタが可愛い子の事を考え、選ぶことが大切なんだとボクは思います

 

IMG_5296
ロミ「安心安心♪」

ストレスがないのは良いけど
やりたい放題は困る(笑)

 

ワクチンの料金って??

3種で3000~6000円が平均のようです
8000円を超えるとこもあります

4種以降は1000~2000円程度上乗せされていきます
病院によって違うので事前に確認するのが良いと思います

あまりに高いとちょっと考えものですね
でも、値段ではなく信頼できる病院か獣医さんか?が重要だと思います

 

以上でワクチンに関する事です
ちなみにワクチンを否定しているのではなく
ちゃんと理解した上で病院に丸任せにしないで、かわいい家族の為にしっかり判断をしてほしいなと思うのです

うちの子に必要なのか?違うのか
時期は本当に適切なのか??

そしてちゃんと話を聞いてくれる、応じてくれる病院と獣医さんを見つけて選んでくださいね

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