不思議な縁があったロミちゃん

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うちにはロミちゃんという猫ちゃんがいます
元ノラ猫でキジ虎で女の子です
おそらく2015年6月生まれです

「おそらく」なのは、元ノラちゃんなので誕生日は誰も分からないです
最初に保護してくださった、会社の先輩がうちに連れてくる前にワクチンをうちに動物病院に連れて行ってくれ、そこの先生が「おそらく」といってました

なので2015年6月生まれです

うちに来たのは2015年9月7日なので生後三か月から家族になってます

ロミちゃんを迎えるきっかけになったのは…

うちには元々先代の猫クーちゃんがいました
います。ではなくいました
過去形です

アメリカンショートヘアの男の子で6歳でした

2015年8月8日に急病で亡くなりました
具合が悪くなって1日とかからない程、急な亡くなり方でした

家族みんなに愛されていたクーちゃん
その死は家族を一気に暗くしました
毎日、笑いが絶えなかったリビングは皆あまり使わなくなり
毎日、誰かが泣いている状態でした

僕自身も、悲しみで毎日泣き
でも家族をどうにか元気にしなきゃという一家の柱としての気持ちで
とにかくツライ毎日でした

そんな毎日の中ちょっとした出来事がありました

ボクとママ殿(奥さん)がリビングで夕食を取っていた時です
日付は8月13日。ちょうどお盆でした

毎日寝ても覚めても、クーちゃんを失った事が頭から離れず、この日もテレビを見ながら食べてましたが上の空で、ただ映像が流れてるのを空虚に感じていました

ママ殿も、いや彼女の方がダメージが大きく

なんとか毎日をやり過ごしてる状態です

ボーっとテレビを眺めてるそんなボクの目に、不思議な物が映りました。
リビングの隣りの寝室に小さな黒い影がいるのです
ちょうどママ殿の布団の上
大きさ手のひら2つ分ぐらいのそれは
驚いたボクが見つめる中、横にピョンっと飛んで

消えていきました。

まるで猫がジャれるかのように…

信じられない光景をみたボクは、ついに精神に異常をきたしたんだと思いました

毎日頭から離れないクーちゃん
そして失った辛さ、助けられなかった自分

守れなかった家族

悲しくて泣いて、自分を責めて
それでも何とか家族に笑顔を取り戻したくて
仕事なんかは休めるはずも無く

いっぱいいっぱいでした

だからついに精神かと…

ペットロスに関する情報も毎日ネットで見ていました。
1カ月過ぎても快方に向かわないなら病院へと書いてあります

…幻覚見るようじゃ、1カ月とかじゃないかな?
と頭を巡らせながらママ殿に視線を送りました

………!

ボクの目に映ったのは震えてこちらを見ているママ殿の顔でした

多くが言葉になりませんでした
言えたのは一言

「…見た!?」
うなずくママ殿

リビングと寝室は隣同士
寝室にはリビング以外に出口はありません
しかもここはマンションの五階。。。

外から入って来ることも出来ません
念のため寝室を見に行きました

当然、何もいません一通り確認して、
「クーちゃんが会いに来てくれたのかな?」
ボクがそう言って、ママ殿と二人で泣きました

すこし落ち着いてから
黒い影だった事、クーちゃんはアメリカンショートヘアのシルバータビーだったから、もしかしたら生まれ変わる姿なのかも、とか
じゃあ黒い毛皮の子探さなきゃねとか話して

少しだけ、笑顔になれた日でした

クーちゃんが亡くなった時
その動かなくなったクーちゃんに
ボクは何度も何度も話しかけていました

「生まれ変わって、またうちに来てね…」

「探すから、クーちゃん探して迎えに行くから!」

だから、きっとその生まれ変わる姿を
見せに来てくれたんだと、そう思ったのですIMG_0220
↑↑ 元気だった頃のクーちゃん

ちょっと長くなりましたので、その2に続けます

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